201MでポケモンGOをプレイする
ポケモンGOはAndroid端末だとOS 4.4(Kitkat)以上でないとプレイできないのですが、ウチにある端末の中で4.4以降のものは数台しかなかったので、余っていた201Mを有効活用するために201MをKitkatへのバージョンアップし、ポケモンGOをインストールしてみました。
201Mを4.4にバージョンアップする
これは下記で紹介しています。失敗すると端末が壊れる可能性があるので、まねされる方は自己責任でお願いします。
で、201Mを4.4にバージョンアップできたら、あとはポケモンGOをインストールして、ちゃんと動くようにするだけです。
ポケモンGOをインストールする
ポケモンGOをインストールするには、いくつかの手段が考えられます。ちなみに、一番の正攻法であるGooglePlayからのダウンロードは、201Mでは検索しても表示されなかったので出来ないようです。
野良サイトにアップしてあるapkファイルをスマホのブラウザから落としてしまうのが手っ取り早いのですが、ポケモンGOほどの注目度のあるアプリの野良版はかなり危険だと思うので、自分は、他のAndorid 4.4以上の端末でGooglePlayからダウンロードしたapkファイルを、adb pullコマンドでPCに抜き出して、それを今度は、201Mにadb installコマンドでインストールしました。
まず、既にポケモンGOのアプリをインストールしている端末をデバッグモードでPCにつなぎ、下記のコマンドでapkファイルのパッケージの格納場所とファイル名を調べます。
> adb shell pm list packages -f
ただ、これだと全てのapkファイルが羅列され、必要なファイルがみにくいので、下記のように検索絞り込みをします。
> adb shell pm list packages -f | grep -i pokemon
すると
package:/data/app/com.nianticlabs.pokemongo-1/base.apk=com.nianticlabs.pokemongo
と表示されるので、/data/app/com.nianticlabs.pokemongo-1/に、base.apkというファイル名で格納されていることがわかります。あとは、
adb pull /data/app/com.nianticlabs.pokemongo-1/base.apk
で、apkファイルが取り出せます。
次に、取り出したapkファイルの保存場所に移動し、同じくadbコマンドで今度は201Mにインストールします。
adb install base.apk
これでポケモンGOが201Mにインストールされます。ちなみに、最初、4.4よりも古い201Mにadb installしようとしてみたところ、「NSTALL_FAILED_OLDER_SDK」とエラーが返され、インストールできませんでした。これは、apkファイルの対応OSバージョンよりも、端末のOSバージョンが古い際のエラーです。
ポケモンGOを使えるようにする
これで、めでたしめでたし。。。 かと思いきや、ポケモンGOを起動しても、Googleアカウントの登録画面から先に遷移せず、画面上部には、「GPSの信号をさがしています」が表示され続けるという事象が発生。
これの対処には、端末の「設定」から「位置情報」の精度を「高精度」に設定します。あと、GoogleMapアプリ、Google Play 開発者サービス(アプリ)を最新版にアップデートすれば、ちゃんと起動するようになりました。
昔の機種ではあるので、ちょっと処理負荷がかかるとアプリが落ちてしまいますが、全く使えないほどではないといった感じ。
かくして、家に眠っていた201Mは、ポケモンGO用端末として生まれ変わったのでありました。
嫁のスマホがAndroid OS 4.2でポケモンGOが出来ない状態だったので、この201Mを渡して、一緒にポケモンを捕まえに行ったりしています(^^)